サラブレッドの現役時代について

サラブレッドの現役時代について

今日は競走馬の現役時代についてお話します。
デビューは早い馬で2歳の春から走ります。
その後、競走馬としてのピークは3~6歳が一般的です。
しかし、近年では7歳で天皇賞を制したオフサイドトラップ、
8歳でG1を連勝したカンパニー。さらには
最高齢での重賞制覇では10歳のアサカディフィート、トウカイトリックがいます。
これは調教技術はもちろん、医療技術の進歩なども原因と言われています。
そして日本での最高齢出走はクラベストダンサーでなんと18歳!!
人間でいうと約70歳…
この馬は現在も現役で2019年も現役続行を示唆されております。
しかしながら、それはあくまで特別な話。
地方競馬がダートメインのため、
10歳くらいまで走る馬はいますが、
大体の馬は8歳までには引退してます。

  ちなみに、競走馬は25年以上は生きれると、言われています。

が、引退後の彼らの受け入れ先の需要と供給が一致していないのが悲しい現実…行き場を無くしてしまった多くのサラブレッドがいるため、

その平均寿命は約5歳といわれています。
この20年の差に重みを感じます。
現時点サラブレッドは経済動物であり、技術の進歩で現役生活を延長できても、後15年の余生を受け入れられる場所には限りがあるのです。
 少しでも多くのサラブレッドが天寿をまっとうする為にも、
このプロジェクトのような引退後のインフラ整備が必要となってきます。
すべての馬にセカンドキャリアをは難しいかもしれませんが、
どんな馬にも生きるチャンスがある、と私は信じてます。
それがこのプロジェクトの意義でもあり課題であると思います。

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